【花蓮】玉里にのこる神社

花蓮南部、玉里に日本統治時代の神社の跡がある。玉里駅から徒歩5〜10分ほどで行ける距離にある

現在は鳥居二つと柱の一部と参道の階段だけが残っていて、花蓮県の県定古跡に指定されている。本殿は土台のところだけしか残っていなかった。

日本統治時代は、警察や軍、徴兵された男性、この地域(元々は原住民が住んでいたエリア)の布農族を制圧しようとしていた部隊が、ここに参拝していたよう。なお、写真はありませんが、この神社のすぐ横に、疫病や布農族の奇襲で殉職した日本人警察官を祀る碑がある。

戦後は信仰の違いから、この神社は住民に貸し出されて田畑になったこともあったようだが、2009年に有志の方が自発的に保存活動を始めてくださり、今のようにふらっときた旅行者がお参りできるようになっているそう。

鳥居

柱のあと

本殿の跡


自分が生まれるより前に造られた日本とゆかりのある建物が、台湾のボランティアの方のサポートを受けて残されている姿をみてありがたいことだなと感じた。