先日、台東の離島である蘭嶼という場所に行った。
今回は開元漁港という、蘭嶼の玄関口付近の民宿に宿泊したため、到着初日にその周辺を散策。コンビニやスーパーでちょいちょい涼みつつ、せっかく綺麗なビーチがあったので(泳いでいる人も多かった)、景色を見つつ、小米巴烤肉攤でスナックを購入し、食べながらボーッとした。
今回注文したのは当地産サツマイモのフライ(蘭嶼地瓜籤)と、飛魚のたまご入りソーセージ、冬瓜レモン。飛魚のたまご入りソーセージは、台東の名産品。プチプチと口の中で弾ける魚卵の食感が楽しい。
蘭嶼もサツマイモやタロ芋を栽培しており、島を巡った時に畑を見かけた。台湾の気候だと、サツマイモは、地域により種まきに最適な時期は異なるものの、一年中いつ植えてもそれなりに収穫でき[農業部]タオ族の食糧として、タロ芋、里芋と並んで栽培されていたそう。
なお、タオ族はアワは栽培するものの、コメの栽培は行わず、酒造りも彼らの文化の中では元々行われなかったそう。酒を持ち込んだのは日本人だったため、タオ語というか、現地の言い方で酒は「サケ」(日本語そのまま)なんだと教えてもらった。
ちなみに、サケだけでなく、タバコやイヌも、日本語と同じ発音でタオ族の間で通じるそうです。タバコの経緯はサケと同じ。イヌは元々蘭嶼にもいたけど、タオ語の言い方よりも日本語の「イヌ」の方が呼びやすかったからそのまま定着したんだそう。おもしろい。