台北にある、文房・文化閱讀空間というカフェに行った。
日本語含め様々な書籍があり、本を読んでゆったり過ごすことができるほか、ワークショップなどのイベント(カフェは場所を貸している)に参加することもできる。


この日、お昼ごろ出かけたらお客さんは数人で静かだったが、店員さん曰く14時からイベントを開催するため、ほぼ貸切になります、とのこと(そのため、空いている席にReservedの札が多くたっていた)。






見た目からお察しされる方も多いと思うが、このカフェとなっている建物は、日本統治時代の建築をリノベーションしたものである。

この地域は、清代は田んぼだったが、日本統治時代に開発が進んだ。1922年以降は「幸町」という名前で呼ばれていたようだ。
付近の地区で官公庁や学校が建設されたことから、幸町には、そこで働く人用の官舎が多く建てられた。
この建物は、そうした時代において、臺灣拓殖株式會社(通称、臺拓)が4棟保有していた「幸町社宅」の一つだった。
臺拓は、一見民間企業と思われるが、その後の大戦において日本に資源を供給する、半官半民サプライヤーだった。そんな臺拓は、1937年にこの宿舎を購入し、副社長や理事・監事が住む「幸町社宅」として利用し始めた。
(出所)關於我們 - 文房
つらつら書いたが、このカフェのホームページを見ると、当時住んでいた人の顔写真や、戦前のこの町の地図、戦後のリノベに至るまでの過程がいろいろ説明されている。
いちカフェでここまでの解説があるものはなかなか見かけないと思う。
台湾に残る、日本統治時代の建築にご関心ある方は、ぜひウェブサイト・現地店舗とあわせてご覧いただきたい。


位置情報
📍台北市中正區臨沂街27巷1號
⭐️Googleマップの口コミは4.8(2025年8月時点)
